勝ったらPS、負けたら運

書き換えた その先へ

美少女争奪戦というバケモン大会にまたまた参加したよ

 ちゅっちゅ〜♥ ども、こらーるです。

 今回はまた(3回目)美少女争奪戦に参加したのでその記録を残そうと思います。

<目次>

大会要項はコチラ

 

 ここまできたらもうみなさん大体の流れをご存知だと思うので、前置きはこの辺で構築の解説(大嘘)に入ろうと思います。

 

ブルアカレビュー

構築経緯

 レビュー大会には、正統派レビュー(ポエマー賞)と、怪文書(エッッッッ性賞)の2つが存在します。私は今まで前者しか書いたことがなかったのですが、ものは試しということで勝ちを狙ってブルアカ部門は怪文書を書くことにしました。キャラは一番すきなコハルで即決。

 怪文書を書くのに必要なものは、正直閃きによるところが多いですが、それでもパワーの高いワードというものは存在します。

f:id:AIBO-rsn:20240718104428p:imagef:id:AIBO-rsn:20240718104430p:image( 第3回美少女争奪戦にてノミネートされた怪文書を参考)

 これまでの傾向から、“ママ” “ハートマーク”そして“擬音”といった単体パワーの高いパーツを組み込むことにしました。今回の美少女争奪戦では、ポケモン対戦の部門が消えてしまいましたが、対戦で培った“強いポケモンで固めた構築は強い”という学びをここで活かすことになりました。例えるなら、“ママ”はカイリュー、ハートマークはハバタクカミ、擬音はパオジアンにあたります。(ママンボウじゃないんかい)

 はじめは革新的なポケモンの例として甘える痛み分けカミか渦アンコカイリューを差し込もうと思っていたのですが、インパクト不足を感じたので、ママンロンゲ→ママで採用しました。

 先にワードという名のポケモンを決め、後から文章という名の型を当てはめる。

これにより完成したレビューがこちら。

f:id:AIBO-rsn:20240718103921j:image

 これまでに結果を残したレビューから評価を得やすい要素を取り込んだ、極めて合理的なものができました。あくまで過去大会の分析によって作られたファッション怪文書であり、私自身の頭がおかしいわけではありません。

 反省点としては、コハルのママ要素をレビューに落とし込むのが難しく、パワーワードを使うことに拘りすぎたため一貫性のない出来になってしまったことです。余談*1

結果f:id:AIBO-rsn:20240718192200j:image

 ブルアカ部門はかなり怪文書環境に寄っていたと思うのですが、人権を放棄した甲斐もあって、エッッッ性賞の方でノミネート入りすることができました。一貫性のない出来になってしまったと悔やんでいたものの、ほたてがいさんからは「前半と後半の緩急によりレビュー自体がコハルと同じく二面性を持つもの」としてプラスに受け取ってもらえて良かったです。

 決選投票では1位と1票差で2位でした。今までで1番惜しかった( ; ; ) また機会があれば怪文書の方も書いてみようと思います。

 

美少女ゲームレビュー

構築経緯

 怪文書はブルアカの方で投稿することにしたので、こちらは勝ちを狙うよりも自分の書きたいものを書くことにしました。というのも、いま最も熱を持って語りたい作品であるRewriteで参加したかったからです。ヒロインは、

千里朱音f:id:AIBO-rsn:20240718200132j:image

中津静流f:id:AIBO-rsn:20240718200142j:image

神戸小鳥f:id:AIBO-rsn:20240718200156j:image

以上の3人で迷いましたが、後者2人の魅力はよりネタバレありきなので、朱音さんに決めました。神戸小鳥大好きちゃんねるのいかクラゲさんとあえて被せてビビらせよう作戦も少し面白そうではあったのですが……笑

 ブルアカの方はママンロンゲ→ママが降ってきてすぐにプロットが完成したのですが、こちらはすごく難航しました。プレイした方ならわかると思いますが、Rewriteのヒロインをネタバレゼロでレビューするのはほぼ不可能。色々考えた結果、直接的なネタバレは避けつつ分かる人には良さが伝わる、未プレイの人には刺さった方に興味を抱いてもらえるようなものをつくることにしました。今までは、プレイ済みの人に向けたレビューは、選ばれにくいと考えていましたが、前回ノミネートされたナゼルさんの長山香奈のレビューはそれを覆していたので、多少参考にしつつ方針を固めました。

f:id:AIBO-rsn:20240718105346p:image(第4回ポエマー賞ノミネートされたナゼルさんのレビュー。既プレイの方に向けたものでありながら、彼女の刹那に賭ける思いと美しさが伝わってきます。)

そうして完成したのがこちら。

f:id:AIBO-rsn:20240718103944j:image

 コンセプトはRewriteらしさを前面に出すこと。Rewriteの魅力を一言であらわすなら自分は物語全体の“美しさ”だと思っていて、それはストーリー、音楽、文章など様々な要素で成り立っています。そのため、未プレイの方にも美しさが伝わるように心がけました。

 また、Rewriteはヒロインの魅力もさることながら、主人公との関係性こそが最も尊い作品であり、その“関係性”にどうしても焦点を当てたかったので、瑚太朗くん憑依型を採用。

 これにより最初に瑚太朗くんのモノローグから入ることができるため、初手から印象を強く残すことができました。

ある時、何も持っていないことに気付いた。

幸せが詰まっていると思っていたポケットは、実はからっぽだった。

そこに何を詰める努力もしてこなかったんだから、当然だ。

でも俺は、そんなことさえわからなかった。

漫然とした、中身のない人生を歩いてきたからだ。

 

─ ─ Rewrite プロローグより

 初手の独白はプロローグで流れるこれを意識して入れました。ビアンカさん、解説でここちゃんと拾ってくれて本当にありがとう。

 そして、〆のフレーズである「小さくも果てない旅の一節」は

Philosophyz -■(memorial)-』のイントロの歌詞を改変し差し込みました(原文は「この小さな果てしなき旅」)

 Rewriteは小さな恋から始まる果てのない旅物語であるため、必ず“旅”というワードは入れたかった。自分の書きたいものを全て詰め込んだレビューを作ることができました。余談*2

結果f:id:AIBO-rsn:20240718192755j:image

 自分はRewriteのメインライターの田中ロミオ氏の書く美しい文章が本当に大好きで、多少意識したところではあるため(もちろん比べることすらおこがましいですが)バラさんからその美しさを評価して貰えたのは嬉しかったです。

f:id:AIBO-rsn:20240718192935j:image(画像はバラさんを買収しようとする人たち)

 やりたいことはやりきったものの、上位4つに入るかと問われたら自信のないラインだったので、選ばれたのは正直意外でした。

 決選投票では21%で3番目でした。2日連続残っただけ十分すぎる結果なので、ありがたい限りです。

 

レビュー感想

 ここからは皆さんのレビューに感想を述べていきます。本当は昨年のように全てのレビューに感想をつけたかったのですが、今回はブルアカ部門が追加されたこともあり、 ノミネート外のものから気になったレビューにコメントをつける形をとらせて頂きます。今回も全体的にレベルが高く、見ていてとても楽しかったです。

 

ブルアカ部門

わふーさん 聖園ミカ

 画像が表示された時点で既に危険を感じましたが案の定。「皆の笑顔のために祈る」でちゃっかりミカの祈り要素拾ってくるのが上手くて面白いです。ミカの羽をお風呂で煮込んで鶏ガラを抽出する←??

ぱあるさん 十六夜ノノミ

 初見時、私のレビューと同じくハートママスタン構築だったので「やられた!」と思いました。文章からノノミの母性、柔らかさといった質感がダイレクトに伝わってきてとても良いです。ママーン。

シーベルさん 蒼森ミネ

 キャラの魅力をランキング方式で伝える手法は1周まわって斬新さを感じます。読み手が魅力をストレートに受け取ることができるのはレビューとしてGood!レビュー全体の出来がミネ団長の実直さとかかっているのも素敵です。

 

美少女ゲーム部門

常磐華乃ぽけさん ベルカ・トリアーデ

 ベルカのキャラクター像がよく分かるセリフからの入りと、だれでも惚れてしまうようなシチュエーションでの締めがとても印象に残るレビューです。斬撃のSEを用いるという新たな試みも面白い。ちなみに私のパオジアンのNNはBerka Triadeです。

ソーネチカさん 宮澄見里

 読み上げに適した語感の良さが特徴的で、文章がまさに規則的です。「弱くなければ愛を知らないし、優しくなければ誰も愛せない」のフレーズが好き。CROSS†CHANNELは気になっている作品の1つでしたが、よりやってみたいと思いました。

いかクラゲさん 神戸小鳥

 小鳥さん……。先程も述べたとおり、Rewriteのレビューは瑚太朗ありきなんですよね。小鳥さんの魅力である“ 究極の自己犠牲”は、相手が瑚太朗くんでなければ成り立ちません。「彼の幸せを願い続ける小鳥さんの愛」という1点に絞り込んだ良レビューです。

錦ファイさん 雪景シキ

 まず声優名で錦あすみを挟んでくるのが斬新ですが、それも狙ったわけではないというのだから恐ろしい。「お体に障りますよ!触りますね!」「人を舐めやがって!僕を舐めるね!」のやかましさが好きです。

nelさん 椎葉紬

 ドクンッ(最速起き)でSVのねむり解除モーションが目に浮かびます。最後の文字数切れ感謝の勢いがすきです。ママーン。盤外戦術かもしれませんが、これまで綺麗なレビューを書いていた人が急に怪文書を書くと、その意表で印象に残りやすい気がします。

 

 もし自分のレビュー画像を貼らないでほしいという方がいましたら、ご連絡ください。速やかに削除致します。

 

おわりに

 今回の美少女争奪戦もすごく楽しくて、本当にあっという間でした。また次の機会があれば、必ず参加したいと思っています。

 最後に、ねがやまさんはじめ運営の皆様、参加者の皆様、素敵な時間をありがとうございました!

f:id:AIBO-rsn:20240718193634j:image

*1:

今回の争奪戦にはレビュー本文とは別に、「このように読み上げてください」といった指示などをお願いできる備考欄がありました。しかし、特に指定したいことがなかったので、ママンロンゲグライの解説を規定50字いっぱいに書きました(意味不明)

 

*2: ブルアカの方で怪文書を、2日目にめちゃくちゃ綺麗なの書いたら落差で印象に残るかも。というこすい思考もなかったと言ったら嘘になります。